四天王寺まち歩き

四天王寺まち歩き

日本最古で聖徳太子建立の四天王寺をボランティアガイドさんの説明で巡る。

四天王寺の歴史の深さを学び、その偉大さに驚いてます。
五重塔、講堂の見学ができて良かった。

 

コース

四天王寺石鳥居前に集合~境内堂塔~南大門~庚申堂~JR天王寺駅で解散

 

2017年5月15日

1. 四天王寺

 推古天皇元年(593)聖徳太子によって創建された飛鳥時代の代表的な寺院です。創建の由来については「日本書紀」は、蘇我馬子と物部守屋の勢力争いが、排佛・崇佛の両派の武力戦争に発展しました。馬子側に参戦した聖徳太子は、乱平定のあかつきには、寺塔を建立することを四天王に祈願して、首尾良く物部氏を倒し、聖徳太子は難波の荒陵の地に四天王寺を建立しました。これは国家鎮護を願い難波の港に面して国威を誇示するためでもあったと云います。
 中心伽藍は、南門・中門・塔・金堂・講堂が一直線上に並び中門の左右から延びる回廊が講堂に連なるという四天王寺式伽藍配置の典型であります。

 

2. 石鳥居(西門)

 四天王寺の西門石鳥居は、古来より極楽の東門にあたると信じられ、春秋の彼岸会の中日にはここで夕陽を拝む日想観が今でも行われている。 中央の扁額には「釈迦如来転法輪処 当極楽土東門中心」と書かれています。

3. 六時堂

 昼夜六度にわたり、諸仏礼讃を修業するお堂です。四天王寺の重要な法会は、すべてここで行われます。前の石舞台は、淀君寄進の日本三舞台の一つです。(厳島神社、住吉神社)

4. 亀井堂

 お堂の中央に大きな亀の水盤があり、亀の口から昼夜分かたず、金堂地下の青龍池より「白石玉出の霊水」が湧き出しています。
 各お堂で回向を済ませた経木を、亀の水盤に流せば、清涼な霊水にご先祖の霊もたちまち浮かばれるといわれています。